函館市地域交流まちづくりセンター

市電5 十字街 徒歩1分

 この建物は、大正12年に丸井今井百貨店函館支店として完成した。完成当初は3階建だったが、昭和5年に4、5階が増築された。昭和9年にエレベーターが追加された。
 丸井今井百貨店は本町移転、この建物は昭和45年に函館市が購入し、水道局、交通局が入り「函館市末広町分庁舎」となった。しかし老朽化により平成14年水道局、交通局も移転し空き家状態となった。
 平成19年に市民活動、観光情報提供などのフリースペース「函館市地域交流まちづくりセンター」としてリニューアルオープンした。
 建物は耐震上問題があった4、5階を撤去しシンボルともいえるドーム状の屋根も再現し完成当時の姿に復元した。また東北以北最古の現役手動エレベーターも残され今でも乗ることが出来る。